
使い古したバッテリーを独自の技術で再び利用できるようにしたものです。
ゴルフ場のカート、フォークリフトや非常用電源(UPS)又は蓄電池設備、トラックやバスなどの大型車に使われているバッテリーは、使い捨てを前提に設計されています。しかしこれらのバッテリーはおよそ2~3年ごとに新品への交換が必要なため、コストの部分で使用者の頭を悩ませてきました。
当社独自の技術を用いた再生装置で、これまで使い捨ててきたバッテリーを再び利用できるように調整したものが「リユースバッテリー」。コスト削減の切り札となる存在です。
最大7割のコスト削減と、エコロジーに貢献します。
リユースバッテリーを導入することで、平均しておよそ5~7割に及ぶコスト削減が可能です(詳細はリユース・シミュレーターにてご確認ください)。
またリユースバッテリーの利用はバッテリーを廃棄・製造する過程で大量に発生する二酸化炭素を激減させる効果もあります。もちろん産業廃棄物として処理されている廃バッテリーの排出を大幅に減少させることにも役立ちます。
自動車搭載用の鉛蓄電池など、二次電池(蓄電池)の一種で充電を行うことにより繰り返し使用することができるもの。
正極(陽極板)に二酸化鉛、負極(陰極板)に海綿状の鉛、電解液に硫酸鉛を用いて、それらが互いに化学反応することで蓄電、放電が行われる。
バッテリーの種類 | 平均寿命 |
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電動式フォークリフト(リーチ式・カウンター式) | 3~5年 |
非常用電源(UPS)又は蓄電池設備 | 5~7年 |
自動車用バッテリー | 3~5年 |
EBバッテリー(電動ゴルフカート、無人搬送車、自動清掃機、モートラック、発電機) | 1~2年 |
使用状況に使用状況により幅があるものの、平均寿命は3~5年。
主に電池の劣化によって寿命が決められる。
フォークリフトのバッテリーは「ディープ・サイクル・バッテリー」と呼ばれ、サイクル(充電回数)で寿命が予測される。
一日当たりの稼働量(蓄電池容量に対して) 大手フォークリフトメーカーのバッテリー点検票から抜粋
平均的な使用をしていても、バッテリー購入時・又は新車購入時から4年以上経過したバッテリーは、リユースする必要性があります。
鉛バッテリーをまったく使用しない状態で放置したままにしておくと硫酸鉛が溶解と析出を繰り返して、固く結晶化する。これをサルフェーション現象と呼ぶ。
サルフェーションは電気を通さない特性を持つため、電極板を被うことにより、電極板の有効面積が減少し、通電できる最大量が減少してしまう。さらに、電解液中にある蓄電を担う物質(鉛や硫酸)がサルフェーションの形成に使われるため、バッテリー内に電気を貯めるための科学的エネルギーが不足し、蓄電能力の低下を招く。
外的要因(振動など)によって電極版から鉛が剥落し、鉛電極版の表面積や体積を小さくしてしまい蓄電能力の低下を招く。
端子の腐食などによる経年劣化。